南八甲田縦走(訓練) 2022年9月17日(土)~18日(日) E.ICHINOHE撮影
訓練 「南八甲田縦走線(十和田市)」 2022年9月20日提出(提出者:T.MITSUI)
山 名:南八甲田
山行目的:持久力養成訓練
山 行 日:2022年9月17日(土)~18日(日) 両日とも晴れ
参 加 者:CL:N.YOKOTA、SL:T.KIMURA 他7名 (計9名) 協 力 者:1名(焚火、輸送)
山行記録 「タイム:09:58」「距離23.0㎞」「上り612m、下り705m」(YAMAP活動データより)
17日:猿倉温泉集合15:00 ⇒ 16:00御鼻部山駐車場着(夕食・テント泊&車中泊)
宿泊準備の後、YOKOTA会長とYOKOGAKIさんが準備した焚火を取り囲み、各自持ち寄った魚介・肉・野菜等を焼いて夕食。というよりも…。山に関するよもやま話に盛り上がったが、なぜか暗くなると「霊」の話が話題になるのは世の常か。星空の元、少し気にしながら眠りにつく。
18日:御鼻部山登山口発05:22 ⇒ 10:50櫛ヶ峯分岐昼食11:30 ⇒ 猿倉温泉15:20 ⇒ 車移動 ⇒ 16:00御鼻部山駐車場解散
03:30ゴソゴソと起き出し、身の回りの片付けを終え、準備された肉うどんと自前の食材で朝食を済ませる。まだまだ暗いが各自出発の準備。
05:00横垣さんの車で登山口に移動開始。
05:22登山口を出発。ほどなくかつて県道として整備された痕跡が見られるようになり、左の沢から日本鹿の鳴き声が聞こえた。
07:10(864m)コース途中で最も低い地点の湿地。泥濘に熊の親子の足跡がくっきりと。怖!用心。
07:32(872m)前谷地の湿原。目の前に、左から櫛ヶ峯、駒ヶ峯、乗鞍岳。南八甲田の湿原も広大ですばらしい。秋雲の下にくっきりと。絶景!
08:00(914m)足元にイワカガミ。突然「獣臭!ピ~!」、果たして熊のNEW UNTHIが2か所。どきどき。アカモノ、ワレモコが所々に。
08:45(990m)右手に埋没林の柿沼(枯木沼)。この辺りから緩やかな登りが続く。明らかに標高が高くなってきていると感じるころ、アカゲラのつつく音が響いた。
09:45(1116m)ヘアピンカーブを過ぎると旧県道跡が。左法面にはっきりと石垣が見える。大変な工事だったとしか思えない。10:00松森通過。
10:40(1220m)黄瀬萢に入る。この登山道をもう少し整備すれば、素敵で広漠な湿原を楽しめるのに、と思いながら櫛ヶ峯分岐に到着。ワタスゲの横で昼食。
11:30出発。猿倉まで残り9㎞。12:00途中、振り返ると外輪山の御鼻部山とその裾野に広がる大幌牧場が。スケールの大きさに感無量。当然ゴロゴロ石の連続。今年の登山教室ではぬかるみや水たまりで苦労した様だが、ヤシマット?が敷かれていて順調。
12:55松次郎清水で水汲みTime。帰ったらコーヒーに、水割りにと、まるで山菜みたい。途中また法面に石垣が。 13:35矢櫃橋 15:00神社入口 15:20猿倉温泉ゴール
〈皆さんの感想〉やぶこぎ、悪路を予想して覚悟してきたが、思ったより歩き易かった。後半の下りは、やはり長く、きつかったようだ。なかなか行けないタフコース。御疲れ様でした。
〈参考〉「十和田山岳振興協議会 ~南八甲田山~ 」から抜粋
十和田湖御鼻部山と猿倉温泉を結ぶ登山道「俗称:旧県道」は、以前まで軍用道路として作られたと噂されていたが、近年、地元山岳愛好者の調べで八甲田から十和田湖に抜ける観光道路として作られた県道であることが分かった。(中略)昭和11年に十和田湖奥入瀬は国立公園に指定となる時期に、十和田湖・奥入瀬・八甲田山系の道路整備が進められ、観光産業に取り組み始めた。これをきっかけに南八甲田山の自然豊かな景観を観光資源に充て、農村貧困からの脱却として猿倉温泉と十和田湖御鼻部山の間に観光バスを走らようと昭和5年ごろから救済土木工事で延長24.5kmの県道を作り始めた。これが「南八甲田山縦走県道路」の始まりである。(後略)